制作の実例

エッセンスたかなべ
「エッセンスたかなべ」

広報誌やパンフレット、カタログ、社内報など、印刷物やウエブページを初めて作られる方から「知識がないので、何から始めていいのかわからない」という話をよく聞きます。制作の流れはお客さまの求める内容や予算によって異なりはしますが、基本は同じです。ここでは実際に制作した観光パンフレット「エッセンスたかなべ」を例に、受注から納品までの流れをご紹介します。

相談、お問い合わせ

きっかけは一本の電話
大学時代の先輩からの久々の電話。「ひとつ頼むよ」の言葉にスケジュールを都合して、即、高鍋まで伺うことに

宮崎県高鍋町は県中央部に位置する静かな町。この町で商工会議所会頭やロータリークラブ会長、のちには観光協会会長を務めることになる黒木敏之さんからある日、間々田に電話がありました。黒木さんと間々田は大学時代のサークルの先輩・後輩という間柄。プレミアム焼酎の走り「百年の孤独」で知られる焼酎蔵の経営者である一方、町おこしに深くかかわっていらっしゃったのですが、町にはなかなか観光での盛り上がりが見えません。観光パンフレットもあるにはあったのですが、内容が乏しいものでした。

そこで何とかしようと、まずはパンフレットのリニューアルを手がけられることにしたのです。ところがパンフレット作りの経験はゼロ。そこで、どうしたらいいかと福岡でこの分野の仕事にかかわっている間々田に問い合わせがあったのです。

まずは電話やメールでご連絡ください。広報誌やパンフレットなど、あらゆるツールのご相談を承ります。

調査

街への熱い思いを語る黒木さん
町への熱い思いを語る黒木さん。江戸時代に子ども手当などの善政を行った秋月家や同町出身の偉人の話題で大変な盛り上がり

相談を受けてまず行ったのが下調べ。高鍋町は高鍋藩秋月氏の城下町として栄え、数々の名士を輩出。教育にも熱心な町であることがわかりました。ウミガメが産卵にやって来る美しい海、内陸部には温泉があり自然にも恵まれています。しかし、歴史的建造物や施設、祭りといった観光資源の少ないことも判明しました。    

次に現地に入り、取材を開始しました。地元の方にまずは町のおもだった史跡などを案内していただき、資料館や美術館も見学。歴史に詳しい方に話をうかがい、藩史も勉強しました。

商工会議所の方には町の特産品やグルメを紹介していただき、1年中獲れる天然牡蠣が特産であることがわかりました。また、意外にも餃子のおいしい店が2店あることも判明。地元の方と交流を深めるなか、ふるさとを愛する人々の思いが伝わってきました。

名所や特産品やグルメ

作業に入る前にご依頼の制作物に必要なリサーチをかけます。その結果、クライアントさまにご協力いただいて情報や資料の提供をお願いするほか、必要であれば現地での事前取材を行います。

企画立案・お見積りのご提示

誌面構成を分かりやすくご説明
ガイドマップなどを初めて頼む黒木さんに向けて、作業の流れや誌面構成をわかりやすく文書で説明。ラフデザインなどで視覚的に内容を伝えます

リサーチの結果、高鍋町は歴史、自然、食がバランスよく揃い、紹介スポットが多数あること、町を誇りに思う人々の熱い思いも大きな魅力と捉えました。そこで外部スタッフにも加わってもらい、企画会議を数度繰り返し、内容を練っていきます。  

最終的に、「観る」「食べる」「遊ぶ」「学ぶ」「歩く」の5つのカテゴリーを設け、文化育成や自然の保護、産業に従事する人々の声も織り込んだ総合パンフレットにすることに。仕上がりは、パンフレット片手に歩け「5分で町の魅力がわかる」をコンセプトに1枚ものを8つ折りにした変形サイズを提案しました。すると、一発でオーケーの返事。内容、スタイルが決定したのでお見積りを提出し、最終決済をいただいて制作に入りました。

企画内容、仕上がりサイズ、予算などはご遠慮なくご相談ください。豊富な経験のなかから、最適と思えるものをご提案します。

制作

街への熱い思いを語る黒木さん

どうせ作るならクオリティの高いものをと、使用する写真もすべて撮り下ろしすることにしました。カットは相当数に上り、また天候を見ながらになりますから、出張は数度となりました。その傍ら、取材した内容に沿って原稿も書き始めます。

当事務所では、全体の仕上がりをコントロールするディレクターとフォトグラファー、原稿を書くライターを兼ねますので、それぞれを別途に立てるより経費もかからずスピーディーに進み、写真と原稿内容、誌面構成にズレが出ません。

写真、原稿が揃ったら、外部スタッフのデザイナーにデザインをお願いします。写真の扱いのバランス、全体的な色使い、文字のフォント(字形)の選択。第一線で活躍しているデザイナーだけに、再考をお願いすることも少なく、センスのいいレイアウトがテンポよく上がってきて、作業はトントントンと進んでいきました。

写真は全て撮りおろし

撮影点数が多数になる場合、点数ではなく、1日拘束されることで見積りを出すケースもあります。お気軽にご相談ください。デザイナー、イラストレーター、印刷会社など、外部スタッフがいますので、ご要望には柔軟に対応します。

校正・印刷

依頼者も出来栄えに納得
校正を繰り返して印刷、納品。今回は企画から印刷まで、すべて間々田が受注。その出来上がりに先輩後輩という関係を抜きにして大満足していただきました
その後も別のお仕事をさせていただきました
「エッセンスたかなべ」で技量を認めていただいたため、「精進無涯」という自費出版物、また歴史ガイドブック「高鍋ナビ」の仕事もいただきました

上がったデザインを黒木さんをはじめ、商工会議所、そして当初からご協力をいただいていた町役場の方に提案。大きな変更指示もなかったことから、各取材先で校正作業に入ってもらいました。校正とは原稿内容や写真の扱いに間違いがないか、誤字脱字がないかなどをチェックする作業のこと。デザインが上がったからといって、すぐ印刷に入るわけではありません。

町でそれぞれの立場の方により校正を行ってもらっている間、当事務所でも声を出しながら読み合わせをして間違いがないかどうかのチェックを繰り返します。

この作業のあと、最終的に双方のチェックを擦り合わせして、再度、最終レイアウトを提出。修正の確認ができたら、印刷所へ入れます。2〜3日後には色校正という、本印刷前の状態のものが出てきますので、これをもとに写真の上がり具合、文字の最終確認を行います。ここで修正が必要ならチェックを入れて、再度、当事務所、クライアント側で再度チェック。今回の場合、メールのやり取りでスムーズに作業を進めることができました。

こうした行程のあと、必要な部数、納期を確認して本印刷に入ります。

制作途中で確認作業を何度か行いますので、デザインの変更や内容の追加、修正などは遠慮なくお申し出ください。

調査

制作物にご満足の黒木社長
一連の制作物にご満足いただいた黒木社長。実はほかにも、博物館施設のリニューアルや町の活性化プランもご発注いただき、納めさせていただきました

いよいよ納品。ご希望の場所へ、印刷所から責任を持って納品いたします。おかげさまで「エッセンスたかなべ」の場合、大変好評をいただいているということで、2度も増刷がかかりました。その際、修正が生じた場合、対応いたしますのでお気軽にご指示ください。なお、増刷の場合,印刷費だけですので、初期費用より大幅に安くなります。ですから、最初に少々経費がかかっても「いいもの」を作っておけば,長い目で見るとお安く上がるようです。

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