初版からすでに10年以上経ち、内容を充実させながら増刷を続けています。
宮崎県児湯郡 高鍋町さま 「高鍋学のすゝめ」ができるまで
わたしたちの仕事で大変よろこばれているものの一つが「高鍋学のすゝめ」です。
きっかけは、ボランティアガイドを育てようと思い立った宮崎県高鍋町の有志のみなさんが、町の観光スポットだけではなく歴史も知ることができる「教科書」を作ろうという思いから生まれました。
①きっかけ
日本遺産に選ばれている「高鍋大師」。
この横に同じく日本遺産の「持田古墳群」が広がる。
高鍋町は江戸時代の名君として知られる上杉鷹山の兄、秋月種茂をはじめとする秋月家・高鍋藩の城下町で、豊かな自然に恵まれています。
農業と酪農が盛んですが、多くの偉人を輩出し数々の歴史遺産がありながら、観光面は今一歩という状況でした。
そこで、ボランティアガイドを育て、町の歴史をガイドしながらグループや団体をおもてなしすればもっと観光客が誘致できるとの思いがあったといいます。
こうして、町の有志の方から相談を受けたのが始まりでした。
②打ち合わせ・企画
高鍋町には町の活性化プランやパンフレットなどの仕事で何度もおじゃましており、町の概要もつかんでいましたが、あらためて歴史スポットの調査から始めました。
また、郷土史家の方にも取材をさせていただきました。
下調べをして得た材料をもとにページ編成を立案。
観光客も読んで楽しめるビジュアル重視のものにするという方向性が決まりました。
③取材
掲載スポットが決まり、取材・撮影開始。レイアウトデザインも数案提案し、検討してもらいます。
また、原稿も執筆を始めました。
町の歴史に詳しい高鍋町長の黒木敏之さんにも話を伺いました。
町長からは「大好評ですよ」とお褒めの言葉をいただいています。
取材では城跡など、数多くの史跡や観光スポットの取材・撮影をしました。
④レイアウト・校正
写真や原稿を決定デザインにレイアウト。順次、校正を出していきます。
⑤印刷・納品
町も変化しており、さらに内容を増やして今後も進化を続けます。
校正を経て印刷へ。そして、納品。これで普通は終わりですが、おかげさまで大好評をいただき、すぐに増刷がかかりました。増刷がかかるうちに内容も追加。
さらにインバウンド向けに英語・韓国語・中国語の翻訳ページを加え、「高鍋学のすゝめ」は現在も進化しています。